2006年02月25日 美しい写真 (カテゴリー: 遊び )
浦壮一郎という、どちらかというと山か飲み屋でしか会わない仲間(フォトジャーナリスト)がいるのですが、その彼がサイトを立ち上げた。写真が美しいので、良かったらのぞいてください。
2006年02月25日 フィリピンのダム (カテゴリー: International )
「援助とは何か」が議論されないまま、国際協力銀行を分割するとかJBICという名前は残すとかを日本政府が議論している中、フィリピン在中の波多江さんからメールが来ました。転載します。
以下、転載
■■ フィリピン・サンロケ多目的ダム事業 灌漑部門
(アグノ川統合灌漑事業)に関する
日本政府、国際協力銀行への要請書
団体賛同のお願い――3月5日まで ■■
皆様、
いつもお世話になっております。波多江@FoE Japanです。
日本企業の丸紅と関西電力が進め、私たちの公的資金約7億米ドルが国際協力銀行(JBIC)を通じて使われたフィリピン・サンロケ多目的ダム事業。そのアジア最大級のダムが引き起こしている地元での深刻な社会環境問題については、これまでにも、皆様にお伝えしてきましたが、現在、その建設されたサンロケダムのすぐ下流で、大規模な灌漑事業(サンロケ多目的ダム事業 灌漑部門)が進められようとしています。
その資金源として、フィリピン政府が融資の要請を行っている先は、またもや日本政府です。現在、日本政府も融資検討の最終段階に入っていると見られ、早ければ、今月中にもフィリピン政府との間で融資契約が結ばれるとの報道も流れています。
しかし、この灌漑事業は無視することのできない社会環境影響を孕んでいます。
※現地の農民団体があげる同事業の懸念点についてはこちらをご覧ください。
→「現地農民団体の灌漑事業に関するポジション・ペーパー」(和訳)
2月21日、フィリピン現地でサンロケダムの問題に長年取り組んできた「アグノ川の自由な流れを取り戻す農民運動(TIMMAWA)」、「コルディレラ民衆連合(CPA)」の2団体およびFoE Japanは、同灌漑事業の社会環境問題を指摘し、現段階での融資の決定を行わないよう求める要請書(英文)を日本政府およびJBICに提出しました。
※要請書の全文はこちらをご覧ください。(正文は英語です。)
(英文)(和訳)
また、さらに強く日本政府の慎重な融資検討を呼びかけるため、この要請書(英文)への賛同を広く集め、3月に再度、日本政府へ提出する予定にしています。
ご賛同下さる団体の方は、3月5日(日)までに
●賛同団体名および代表者の方のお名前(英語にて) を
●FoE Japan波多江(hatae@foejapan.org)
までお知らせください。
日本の皆様より多くのご賛同がいただけますようお願い申し上げます。
====
転載終わり。なお、サンロケダムやその灌漑事業
については、それぞれのサイトでご確認ください。
移転や負担金の問題で十分な合意がなされていないという点では、日本のダムや土地改良事業の輸出とでも言いましょうか。遠くて伝わってきにくい日本の問題です。
まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
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2006年02月25日 苫田ダムとノリ (カテゴリー: 環境 )
岡山の友人から、「2月4日の朝日新聞岡山版に養殖のりが色落ち 苫田ダム緊急放流へという記事が出ていた」と連絡あり。ネットで見てみると、確かに
「児島湾の養殖ノリ:栄養不足で「色落ち」 苫田ダム、きょうから緊急放流 /岡山 - 毎日新聞 - 岡山」とあります。
ダムによる海への影響の因果関係を認めたとも言える。
「教えて!本当にいるの!?苫田ダム」でも、これについてのやり取りが掲示板に載っています。このサイト、苫田ダムに生家を沈められた私の友だちのサイトです。
(ここからは余談ですので忙しい方はここまで↑)。
このサイトに久しぶりに覗いてみると、私が昔書いたものを所蔵してくれていて、人前で鏡を覗き込むような恥ずかしさを覚えながら読んでみたら、試行錯誤していた頃に書いた昔の自分の言葉が、今の自分に響きました。
そんなことってありますよね。
今年は、医療分野2つ、山、川の運動(?)、そして仕事でエンジン全開でスタートしながら(そんなに沢山のことは同時にできないという内なる声もありながら)早くもくたびれてダメダメ状態でした。
==
「運動」とは、何かを運んで動かしていくことです。
身体を動かす体操だけを指すのではありません。
人々の心を「動」かし、
社会を一つの場所から別の場所へ「運」ぶこともまた
運動なのです。
ではどうやったら人の心は動き、
社会のあり方は変わるのでしょうか。
社会の問題に気づき、「なんとか変えたい」
と思った人なら、誰もが一度は悩むことです。
そして「これ」と決まった答えのない永遠の悩みです。
私はこう思います。
「悩んでいてもしかたがない。
おそらく、自分の身体や言葉を運んでいくしか
まずは何も動かないのだ。」
おそらく世界中で「運動」をしている人は
皆、そう思っているはずです。
そして、それを楽しめる人々の作る運動が
人々を動かしていくのです。
==
若かったな(笑)。
まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
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2006年02月20日 ダム行政の新しい法則 (カテゴリー: 八ッ場(やんば)ダム )
「もうこれ以上のダムは作らない。いよいよ首都圏でも始まったということですな」と社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会の司会役の近藤徹委員長が言った。関西の淀川を意識してのことだろう。関東での脱ダムを宣言するのは私だ、という得意げな表情が、その口元に現れた。利根川水系の河川整備基本方針案を審議したまとめの席でだ。
簡単に言うと、彼が言おうとしたのは「利根川水系では八ツ場ダムが最後のダム」ということだが、実は、それは聞こえはよくても、まったく理屈にあっていなかった。
国交省の利根川水系の資料には「新規の洪水調節施設」のことが書かれていて、国交省の示す「基本高水」をクリアするには、まだまだ何基ものダムがなければ計算が合わないのだ。逆に言えば、本当はもう八ツ場ダムも要らないことにもつながっている。
首都圏の脱ダム宣言もいいが、基本高水からの計算には合っていない。
複数の水系の河川整備基本方針の策定の場を傍聴し、資料を見た結果、国交省河川局なりに新しい法則を敷いたらしいことが見えてきた。各水系のほとんどは、その法則になら当てはまる。
法則は以下の通りだ。
1. 「基本高水」は変えない。(ここから先は2つに分かれる)
2. ダム計画が動いていないところは、「基本高水」を神棚に上げて、つじつまだけ合わせる。利根川でも那賀川でも、つじつまあわせとして「新規の洪水調節施設」と書き込んでいるが、それがダムなのか遊水地なのかは極めて曖昧にぼかして「未定」であるというフリをするが、実は、やる気も場所も必要性もない。
3. ダム計画が動いているところは、あくまで「基本高水」を金科玉条としてダム計画を進める。
国交省が定める基本高水は過大だと言われ続けてきた。
ダム事業を進めるための机上の計算だと言われてきた。
2と3の使い分けが、その証拠として積み上がりつつあると思う。
まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
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2006年02月12日 Who said what (カテゴリー: 住民参加 )
河川分科会(とその小委員会)の議事録の発言者名が非公開の件を書いた途端、東工大の原科幸彦教授から電話があり、開口一番、「読みましたよ。公開しないって。バカ者だなぁ。誰だ、そいつは!」「課長の段階で、審議委員まで届いていないんじゃないかと」「名前を出したくないという委員は辞めさせればいいんだ!Who said what(誰が何を言ったか)が一番重要なんだ!」と私より、本気で怒っている。
原科教授が引き受けた審議会とその類のものは、全部会議も議事録も発言者名ももちろん、口うるさく最初に言って公開させてきているのだ。
たとえば、長野県の「中信地区廃棄物検討委員会」がそれ。
「(発言者名の)公開を嫌がるなんて、審議委員を受けておいて責任持たないってことだ」と、こちらが圧倒されるほどに、檄を飛ばし、「頑張れ」と『市民参加と合意形成』を謹呈してくださった。(先生、届きました。ありがとうございます~。)
『市民参加と合意形成』(原科幸彦編著)学芸出版社
それに二つの関係雑誌記事のコピー2編
「意思形成過程の情報公開ななぜ必要か」(1999年MAY ASHITA)
随想「意思形成過程の情報公開」(192号 判例自治)
ポストイットで「発言者名の明記は必須!」とメモが(笑)。
ということで、次のステップのうちの一つは、直接、委員長と会長に(課長を通さず)公開すべきではないですかと訴えることと、もう一つは、録音テープの開示請求です。
いろいろ知恵を授けてくださる方がいます。
提供されたアイデアを次々と試してみるつもりです。
なぜか?
正当な理由もなく非公開にするのは、おかしいからです。
100人に聞けば100人とも、傍聴させている審議会の発言者名だけを
議事録から非開示にするなんて、理に適わないと思うでしょう?
当たり前が当たり前に通用する世界にすれば
もの凄く多い官僚の自殺も減っていくのではないかと思うのです。
小さなところからコツコツと。
まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
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2006年02月08日 誰を見て何のために仕事をするか? (カテゴリー: 住民参加 )
昨日2月7日の社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会、傍聴に滑り込むと、最後に、またしても司会役の近藤徹委員長が、「本日の議事録につきましては、内容について各委員の御確認を得た後、発言者の氏名を除いて国土交通省大臣官房広報課及びインターネットにおいて一般に公開することとします」と言う。
終了後、河川計画課の布村課長に近づき、「議事録の発言者の名前の公開の要望の件、どうなりましたか?」と話しかけた。
小委員会長と河川分科会長に、発言者名も公開してと要望したものを渡してくれと課長にあてた手紙だ。
電話でプッシュと思いつつ、顔が見えた方がいいと思い、今回ようやく「那賀川」という自分にとって意味のある傍聴の日を選んで行った。
「あ」と課長。「郵送で送ったんですが、受け取られておられません?(私は)出張(と取材)続きだったので連絡がなかなかできなかったんですが」と私(他の取材のついでに2回立ち寄ったが、2度とも、打ち合わせ中で終わりそうな雰囲気がなかったので帰った)。
ま「(発言者名の公開について)調べてみるとおっしゃっていましたが、他の委員会がどうしているか調べるという意味だったと思ったので、こちらでも調べましたが」
課長「委員会によりますね」
ま「でも公開している委員会があるわけです。お二人(委員長と会長)に渡していただけましたか?」
課長「それは渡ってるんじゃないかな。担当に渡したから」
ま「●●補佐ですか?」
課長「う。うん」とその課長補佐の姿を探してキョロキョロするフリ。
ま「お諮りいただけたんでしょうか?」
課長「そういうこと(非公開)で始まってますから」(諮りもしない、という雰囲気)
ま「ですから今回、新たに諮って欲しいという要望書を出したんです。委員会へ外から出された意見は伝えることになっているでしょう?」
課長「すべての要望に応じる必要はないでしょう?」
ま「だから、まずは、それを諮って欲しいと。委員長に聞けばいいですか?」
拉致があかない。あかすつもりがないのだ。
この件は、元々、大阪の日弁連のシンポジウムでフロアからある弁護士から「議事録には誰が何を言ったか発言者名も公開すべきではないか」と提起されたことに、布村課長自身が「傍聴させているのに委員の名前を伏せるのは確かに今はもう意味はない。調べてみます」と言ったことが始まり。
課長自身が、国民の方を向いた仕事をしようと思えば、「このような声が出ている。公開するかどうかを委員会に諮ってはどうか」と審議会の事務局として、委員長・会長に進言すればいい。その結果の判断は、委員会がすればいい。
「行政マン」ができる範囲での筋を通させてあげたかったのに残念なことである。
この件はこれでは済ませられない。
私は次なるステップに進むことになる。やれやれ。
まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
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