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市民活動スクランブル

このコーナーでは、さまざまな分野で活躍するNGO・NPOなどの 市民団体・非営利団体の活動やイベント、最新動向をお伝えするコーナーです。 専門家、ジャーナリスト・ライターによるレポートや、団体・活動家自身による 報告をもとにお届けします(現在データ移行中です。全コンテンツはこちらから)。

2003年09月09日

インターネット時代の市民活動のあり方考えるシンポ--10月に国内4都市で開催/JCAFE

ネットワーキング2003ロゴ
 「NPO」「ネットワーク」「インターネット」..。これらのキーワードは、わが国における21世紀の市民社会を占う上で重要な要素となっている。なかでもインターネットの急速な普及は、社会全体を大きく変え、市民活動のあり方や可能性に大きな影響を与えている。インターネットは市民社会を、そして市民活動をどう変えるのか。こうした問題について話し合う「ネットワーキング2003 シンポジウム/市民社会とインターネット ネットワーキングの20年と未来への躍進」が、10月、東京、仙台、広島、神戸の各都市で連続して開催される。主催はNPO法人の市民コンピュータコミュニケーション研究会(JCAFE)だ。

■つながりのあり方を見つめ直す機会に

 「ネットワーキング」について、日本では1980年代にさかんに議論された。その後、市民活動の分野にNPOという新しい概念が移植され、神戸大震災などでのボランティアの活躍や、NPO法の成立なども相俟って、それはまたたく間に広まった。

 一方で、一般の市民の間ではインターネットが広まり、情報交流の手法に劇的な変化がみられる。このシンポジウムは、こうした大きな動きの中で、「人と人、人と組織、組織と組織の間にある信頼関係が社会をつくっていく」というネットワーキングの理念を見つめ直し、NPOやボランティアなど、こころざしや理念、目的を同じくする人たちのつながりのあり方を考えるのが目的だ。

 「この20年あまりを振り返った上で、未来に向けて市民が主体となって参加していく社会づくりの将来展望について、インターネットの効果的な活用をふまえて検討することが必要であると考えて、このシンポジウムを企画しました」。浜田忠久・JCAFE代表はこう語る。

■ネット社会と市民活動全体を見る東京会場

会場となる立教大学
会場となる立教大学8号館
 全国4ヶ所のシンポジウムは、全体テーマに加えて、各地独自のテーマや目的を設定。開催地ごとに特色あるプログラムを展開する。

 まず東京会場(池袋・立教大学、10月11日(土)~13日(月・祝))では、市民社会のネットワーキングについてローカル及びグローバルな視点の双方から検討。

 13日の国際シンポジウム「市民社会とインターネット/ネットワーキングの20年と未来への躍進」では、1983年からオンライン・コミュニティを共同設立して主宰するリサ・キンボール氏とインターネット活用支援組織を設立して運営するリッチ・コワン氏が講演する。

シンポジウムホームページ
シンポジウムホームページ
 また、フィリピンでメディアと情報通信技術(ICT)の民主化に取り組む「Foundation for Media Alternatives」が、同国の市民社会におけるメディアとインターネット活用とエンパワーメントの実際について報告するほか、韓国の情報通信支援NGO「進歩ネット」による韓国の市民社会のインターネット活用、マレーシアに拠点を置く母乳育児支援の国際的な連携体「世界母乳育児行動連盟」による組織を超えたコミュニケーション手法、フィリピン・ウガンダ・チリに事務所を持ち、女性の情報と通信の分野で活動し、市民ネットワーク形成に重要な役割を果たしている「ISIS International」によるグローバルな市民ネットワーク--などの事例が報告され、ネットワーキングの課題や可能性を検証し、日本における将来展望を探る予定だ。

 さらに、国連世界情報社会サミット(WSIS)のアジアNGO会議(11日)や、情報社会専門家会議(12日)も同時開催し、多面的にインターネット時代の市民社会のつながりについて考え、「次のつながり」へと継続できる関係を構築する。

■開催地ごとに特色あるプログラム

 このほかの地域では、10月16日の仙台市(せんだいメディアテーク)は、せんだい・みやぎNPOセンターらとの共催。ワークショップやセミナー、講演を通して、インターネットなどの電子メディアを活用しきれていないNPOや市民活動団体に情報発信活動を具体的にサポートすると同時に、市民活動とインターネットの関係を探り、ネットワーキングにおけるインターネットの役割や可能性について参加者と一緒に考える、多元的なプログラムを展開する。

 また、18日の広島市(広島市まちづくり交流プラザ)は、ひろしまNPOセンターとともに、市民活動が自ら情報発信していく能力を高めるため、マスコミの情報操作を見抜く「メディアリテラシー」や、市民が自主制作番組を既存メディアで放送する「パブリック・アクセス」、そして、様々な情報をきめ細かに発信できる「インターネット」について学び、情報化社会のつながりの中で、市民自ら何ができるかについて考える。
さらに、19日の神戸市(クリスタルホール)は、KOBE“市民社会とネットワーキング“シンポジウム実行委員会らとの共催で、1995年の大震災以後、神戸で活動をつづける多く人が持つ「人と人とのネットワークから地域の活動が生まれ、育っていく」という共感を基盤に、ネットワーキングの歴史と現状を踏まえながら、インターネット時代のネットワーキングを考える。

開催日程・場所とプログラム
全国4都市の開催日程・場所とプログラム

 各地のプログラムでは、シンポジウム全体のテーマやメッセージに地元からのメッセージが折り込まれることで、より、身近で生活に密接な内容になる仕掛けだ。

参加申し込み・問い合わせはJCAFE事務局まで。
(TEL&FAX:03-3291-0512、問合せ用E-mail: sympo03-info@jcafe.net 、申込用Web http://www.jcafe.net/sympo03/apply/ )

関連サイト
シンポジウム専用ホームページ

市民コンピュータコミュニケーション研究会(JCAFE)


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Posted by staff at 11:22