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市民活動スクランブル

このコーナーでは、さまざまな分野で活躍するNGO・NPOなどの 市民団体・非営利団体の活動やイベント、最新動向をお伝えするコーナーです。 専門家、ジャーナリスト・ライターによるレポートや、団体・活動家自身による 報告をもとにお届けします(現在データ移行中です。全コンテンツはこちらから)。

2005年02月01日

「サステイナブル☆下北沢」 by 高橋ユリカ・その1

歩くことが楽しい街「シモキタ」に昭和21年の道路計画が復活?!
<2005年2月1日UP>

花やさん
都心から近く交通の便も大変によい街、下北沢は、演劇と音楽の街として若者を魅了しつづけてきました。ところが、です!な、なんと、シモキタのこの状態は、昭和21年に造られた道路計画が遅れていただけで、今頃になって、やっと計画を実施します、なんていうのです。地元では早速、このまちシモキタを守ろうと、住民をはじめとする市民グループや、文化人が立ち上がりました。

■さすが「シモキタ」!

「下北沢」という街をご存知でしょうか? 新宿から小田急線で10分、渋谷から井の頭線で5分と、都心から極めて近く、二つの私鉄が交わる交通の便が大変にいいところ。演劇と音楽の街として若者を魅了しつづけてきました。本多劇場、すずなり劇場という有名な劇場から小さな劇場まであり、さらにライブハウスは30ヶ所くらいもあるのではないでしょうか。青空ライブをする若者たちも~。

駅前ライブ
駅前で三味線を弾いているミュージシャン
そして、なにより、歩くことが楽しい街として、「Hanako」をはじめたくさんの雑誌やテレビで紹介されてきました。作家の池波正太郎さんが好まれたというパン屋さんがあったり、小沢昭一さんがお気に入りのお寿司屋にいかれるところに出くわしたり(お休みの札を見て残念そうでした)、どこか街全体が劇場的といいましょうか~。

土日ともなれば、いつもお祭りのよう!縁日を歩くように、ちょっとうきうきした気分の若者たちでにぎやかです。駅を中心に、東西南北に小さい路地がたくさん。線路をまたぐ陸橋を渡ったり、ガードをくぐっての路地めぐりもお楽しみ~。

それらの商店街がおわるあたりから、住宅が増え始め、ふいに横丁を曲がった先からは、緑が豊かで閑静な住宅街になったりもします。もちろん、商店と住宅がまじりあっている地域もあります。歩くことが大好きなわたしは、下北沢という街を楽しみながら暮らしている住人のひとりとして、もしかしたら、「シモキタ」は車より歩行者を優先する、「持続可能な街づくり=サステイナブルシティ」の「自然発生的先進事例」なのではないかと思ってきました。空をさえぎる電線などが整理でき、もう少しのユニバーサルデザインがあれば、お年寄りにも車椅子の人にもやさしい、もっといい街になるだろうなあなんて・・・

署名活動
毎週土曜日、北口で街頭説明と署名活動を~
ところが、です! な、なんと、シモキタのこの状態は、昭和21年に造られた「都市計画」道路の「補助54号線」と「駅前広場」を含む 「区画街路10号線」が遅れていただけで、やっと計画を実施します、なんていうのであります。昭和21年の計画って言われても~(^-^; ということを知ったのは、昨年のある日のこと。道路計画に反対すべく立ち上がっていた市民グループ「save the 下北沢」の皆さんが駅前でチラシを配っていらしたから。

さすが「シモキタ」! 在住建築家の金子さん、ライブハウスが大好きで自分でも演奏しちゃうという歯医者さんの下平さん、ミュージックライターの志田さんらが立ち上がりました。こちらのサイトから、世田谷区がどんな計画をもっているか、そして、下北沢がどんなに魅力的な街か、さまざまなことがわかると思います。文芸評論家で編集者の仲俣暁生さんも、「下北沢再開発を考えるページ」を作って下さっています。

■ともかく、大きな道路なんです

ともかく、大きな道路なんです。今あるたくさんの商店街が幅26mという道路でまっさらにされてしまうというのです。これまでの下北沢のイメージは大幅に変わります。さらに、小田急線の地下化に伴った「駅前地区計画」によると、タクシー乗り場、バス乗り場をセットにして、いわば、あっちこっちで見かける駅前広場のようにします、ということなのです。

え~~。そんなの知らなかった・・・。市民の皆さんも、ほとんど知らないし、びっくり。これまで、「街づくり懇談会」という商店街の方たちが参加する会の意見は聞いてくださっていたようなのですが、ともかく、一般市民の声を聴きますという場が設けられたこともないという、けっこう、今どきとしては珍しい「市民非参加型」の街づくり。

世田谷区といえば、市民が作りあげた魅力的な公園「羽根木プレイパーク」を支援してきたり(下北沢の隣駅新代田から歩いて5分、梅が丘から3分)、そもそも、全国に先駆けて住民参加の街づくりを進めてきたことで有名ですよね。1992年には「(財)世田谷区都市整備公社・まちづくりセンター」が設立され、行政と市民・企業がパートナーシップを組んで街づくりをさまざまに手がけてきてとのこと。HPにはたくさんの事例があります。

そんな自慢できることが多い世田谷区のはずなんですが~(^、^; もしやして、これって過去の話になるのかしら?! わたしも、7年前に下北沢に引っ越してきたときには、先進自治体ブランドの世田谷区というイメージだったのですが。う~ん・・・。

住宅街
これも下北沢の街。案外、樹木が多い。
ともかく、いきなり知ることになった道路と駅前地区計画について、わからないことだらけです。世田谷区や東京都に聞かなければならないこともいっぱいあります。地元の商店街の人たちの意見や、街に暮らす人たち、訪れる若者たち、反対に立ち上がった方たち、色々な意見を伺いたいですね。そして、どんな計画が望ましいのでしょうか・・・

わたしも、これまでも公共事業問題に取材をしてきたジャーナリスト、そして住人のひとりとして、「下北沢」という街や「都市計画」などについて考えたいと思います。
全国に似たような「駅前地区計画」の事例や都市計画があるかもしれません。走りながらのご報告ですが、皆さんと一緒に考えていけたら幸いです。(ご意見は世田谷区役所へ、ぜひ!) ―続く

(文=高橋ユリカ・フリージャーナリスト、ViVa!コンテンツサポーター、写真も)

「サステイナブル☆下北沢」 by 高橋ユリカ
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投稿者: http://www.viva.ne.jp/  2005年02月01日 15時46分
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