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市民活動スクランブル

このコーナーでは、さまざまな分野で活躍するNGO・NPOなどの 市民団体・非営利団体の活動やイベント、最新動向をお伝えするコーナーです。 専門家、ジャーナリスト・ライターによるレポートや、団体・活動家自身による 報告をもとにお届けします(現在データ移行中です。全コンテンツはこちらから)。

2005年02月14日

TVACの「ボランタリーフォーラムTOKYO2005」に参加しました!

多種多様、目移りするほどの充実企画

全体会の様子
全体会の様子
ViVa News Flashで紹介された、東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)主催によるボランティアとNPOなど市民活動の一大イベント、「市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO2005」が、2005年2月10日(木)から13日(日)までの4日間、飯田橋セントラルプラザを中心に開催されました。このフォーラムは先進的な事例を取り上げるイベントとして東京以外にも有名です。そのフォーラムに2日ほど参加してきました。

■匿名座談会では本音が

私が参加したのは、「NPO中間支援センターって一体・・・?!~支援センター現役職員が語る、覆面座談会~」をはじめとした4プログラムです。
この座談会では覆面をした人こそ出ませんでしたが、匿名を条件に参加された職員の方がセンター運営の苦労話や連絡のやりとりでの不都合などを話してくれました。

昨今ではブームと言われる「公設民営」のNPOセンター、しかしその運営には色々と苦労話があります。寄り合い所帯の運営委員会では事業の決裁を通すのに何度も理事会に図るなどの手間が複雑であることや、既存のボランティア団体との意識の違いのすり合わせなど、やはりさまざまな立場の人が介在しているところに起きる問題の解決が大変なようです。

午後は、同じ会場で「協働事業から協定事業へ~従来の協働事業とは違う、協定事業をバーチャルする」というテーマでのワークショップが行われ、3グループに分かれて、実際に協定事業の問題点などを列挙した事業計画書を作成しました。

分科会の様子
分科会の様子
コメンテーターの(財)富士福祉事業団の枝見氏、多摩市くらしと文化部市民活動推進課の川和氏からは鋭い講評をいただきました。特に川和氏は行政マンとして「この事業は補助なのか受託なのかで意味合いが異なる、補助なら使途は決められるが受託なら経営努力で剰余金も残せる、そこを忘れないように」という発注者としての貴重な意見をいただけました。

■全体会では市民を再確認

その後行われた全体会では、実行委員長の鹿住貴之氏(JUON NETWORK)をファシリテーターにパネルディカッションが行われました。
聴衆も参加するワークショップ形式のパネルディスカッションで3名のパネラー(下山浩一氏(NPOコミュニティーアート・ふなばし)、浜本由里子氏(NPO市民社会創造ファンド)山崎美貴子氏(TVAC所長、神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部長))がおのおのファシリテーターの出す問いかけに自分の意見を述べ、聴衆は賛同したパネラーに投票するスタイルで行われました。
「市民とは」「市民社会とは」という「市民」をキーワードにパネラー独自の意見発表がなされました。

■調布では最先端ITツールの紹介

13日は2つのプログラムが実施されました。私は、「ITがつなぐ インターネットによるあらたなつながりの可能性」に参加しました。ここでは最先端のネットコミュニティーSNS(ソーシャルネットワーキングシステム)の事例紹介を中心に国内のSNSサービス「mixi」の解説が、ジャーナリストの神田敏晶氏から発表されました。

また、コミュニティツールとしてのポータルサイトの使い方を、国内最大手のYahooJAPANの網島理砂氏より解説後、実際にパソコンの前に座って体験してもらう内容でした。
事例そのものは先進的なので参加者には若干難しいとも思われましたが、インターネットの歴史(とはいえ10年程度)から見た現在のツールとしてのSNSを体験できたことは、大きな収穫であったと思います。

■半歩進んだ良いフォーラム

参加しての感想ですが、やはり先進的なプログラムが多かったということを特筆したいと思います。市民セクターが今抱えている問題解決、もちろんそのことも大切ですが、これから先のことを予測していきながら事業計画、方向性を出していくことが求められている市民像ではないでしょうか?

例えば、私が参加した「協働から協定へ」では、「指定管理者制度」についての解説、質問がたくさん出ました。現時点で指定管理者制度が市民にどの程度理解されているか、また理解させる努力を行政がしているかというとまだまだという感があります。この問題を大きく取り上げたのはプログラム企画者、参加者とも大変感度が優れているものと思います。

同様に、アートコミュニティやインターンシップなど旬になりつつある課題、自己責任というまさに旬な話題と多種多様で目移りするほどの充実度でした。参加者層も老若男女豊かで特に学生(高校生も!)の参加が多かったというのは、いかに時代にあったプログラムであったかを物語っているものと感じました。

(文=佐藤成臣、トラベルライター、ViVa!コンテンツサポーター、写真も)

投稿者: http://www.viva.ne.jp/  2005年02月14日 06時12分
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