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「北沢川緑道」の桜と代沢の住宅街。「世田谷百景」にみる下北沢の魅力
日本のあっちこっちで桜が満開。桜自慢の街はたくさんあると思いますが、下北沢にも素晴らしい桜並木があります。もともと江戸時代に玉川用水から分水した農業用水路だった北沢川沿いに植えられた約380本の桜です。川は昭和40年代に暗渠にされましたが、数年前から暗渠をビオトープとして水辺に戻す工事が始まり、「北沢川緑道」はさらに気持ちのいい遊歩道になりました。
■年寄りにも、障害者にもやさしい街の姿

茶沢通りと交差する地点。交差点の向こうに見えるのは創立125周年という名門・代沢小学校。校舎の前も、北沢川緑道の桜とせせらぎが続いている下北沢というと、「若者の街・庶民の街」とキャッチコピーがつけられることが多いのですが、実は、商店街エリアからちょっと離れると静かな住宅街が広がっています。「世田谷百景」にも選ばれた、桜並木がみごとな「北沢川緑道」は、淡島通りから環状7号線まで、そんな住宅街を通って約1.6キロ続いています。下北沢駅南口から茶沢通りが緑道と交差する地点までは、歩いてちょうど10分です。
北沢川緑道そのものは、淡島通りを超えた池尻近くで、芦花公園から続く烏山川緑道との合流点として始まり、環状7号線を越えて、赤堤のほうまで4.2キロほども続いています(詳細はコチラ)。
暗渠をはがして下水道を地下に通し、表層を人工的な「せせらぎ」に換える工事は、北沢川緑道の東側から始まり、順に西にすすんでいます。
こちらでは、まだ暗渠のまま。遊具があり、それなりに利用されてきています。「北沢川緑道桜並木」に沿って、素敵な住宅が立ち並んでいます「せせらぎ」は東京都落合浄水場で浄化した下水をさらに浄化して流され、ビオトープは子どもたちを含めた住民参加によるワークショップなどをしながら設計図が決められました。
みごとな桜トンネルとなるこの場所は、歩くのも自転車で走るのも最高~(^。^v ことに散り始めた日の朝、桜吹雪をあびながら自転車でくぐりぬけるのは、毎年のひそかな楽しみ。シモキタに暮らす幸せのひとつに数えることができると思っています。(とはいえ、今年は週末の最盛期を終えて、雨の月曜日で散っています)桜の日々に限らず、車椅子の方たちや、老人デイケアセンターからのグループ散歩などを見かけることも多く、地域に根ざした憩いの場として利用されている様子が好もしい散歩道。まさに、年寄りにも、障害者にもやさしい街の姿です。

同じ場所も休日には大賑わいでご覧の通り。反対から見たところです平日の朝の静寂とは裏腹に、お花見日和のお休みともなると、老若男女が集まっての大花見大会。なかには、飲み屋さんがそのまま繰り出したようなグループも。桜の下では、誰もが幸せいっぱいのいい気持ち。若者が奏でる沖縄の三線(サンシン)の調べやギターが聞こえ、子連れのママたち、外国人が多いグループ、おじいさんたちのグループなど、地元の人も、外からの人も、様々に交じり合ってずらりと連なる雰囲気がいかにも下北沢です。
■「世田谷百景」には下北沢周辺の風景が9つも
「世田谷百景」には、「若者と下北沢の街」を含めて、下北沢周辺にある項目が9つも入っています。(→「7-北沢緑道桜並木・代沢の桜祭」はコチラ)
「代沢の住宅街」も、そのひとつです。「庶民の街・シモキタ」とは、少々イメージが違いますが、実は、代沢2丁目には、かつては佐藤栄作・元首相邸、のちに竹下登・元首相邸になる建物もありました。数年前に、マンションになってしまいましたが、関東大震災後に区画整理をして住宅街になったという当時のままの木造2階建て住宅でした。

大きな区画の住宅街。井の頭線・池の上からも徒歩10分くらい大きな区画で、あたりはどんどんマンションに建て替えが進んでいますが、かつてをしのぶことができる木造住宅も、まだまだたくさんあります。代沢2丁目は駅近くの雑然としたところから始まり、世田谷区で最も地価が高いところまで範囲がそうとうに広いことに驚かされます。さまざまな住宅が、渾然と近接して一緒にあるというのも下北沢の特色かもしれません。
下北沢の魅力は、雑多な路地から沸き起こるような面白さや発信力であり、そして、一方では、こうした住宅街を控えもっている、そんな多層性にもあるのではないでしょうか。さまざまな異文化がしなやかに同居し、それをエネルギーに換える力が東京の底力だとしたら、「下北沢」が東京を代表する街である理由もわかるような気がします。

北沢川緑道の近所にある「世田谷百景」の阿川家の赤門。8年くらい前までは、かつての名主屋敷の遺構を残し江戸時代の面影さえあったが、今は、敷地内に木々を残すように設計された大きな賃貸住宅が建っている。オンライン「世田谷百景」に、それまでの写真がある。ほかの百景も季節に沿ってご紹介していきます下北沢駅前周辺地区計画を考える際には、若者の街というイメージだけではなく、こうした住宅街が広がる街であることも、考慮する必要があるかもしれません。代沢の住宅街に暮らす人たちの多くは、自宅が駅前地区計画にかかる地域にはなく、商店街の人たちほど街づくりに関心を寄せてはいないと思われます。しかし、下北沢の駅周辺がどうなっていくかは、住環境にも大いに影響をおよぼすことであり、子どもにも老人にも「安心・安全の街づくり」という視点から無関心ではいられないのではないでしょうか。
「下北沢駅前周辺地区・地区計画」の原案策定に向けて、商店街と住宅街の方たちが一緒に街づくりを考えようという勉強会や住民参加を求める場が、近々立ち上がっていく予定です。
※「Save the 下北沢」では、「下北沢の魅力を破壊する道路計画を見直して下さい」というWEB署名を始めています。詳細はホームページで。
(文・写真=高橋ユリカ・フリージャーナリスト、
ViVa!コンテンツサポーター)
「サステイナブル☆下北沢」 by 高橋ユリカ
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署名が一万に達した時点で、セレモニーとともに今までの署名を両党首に届けたいと考えています。
Posted by: Save the 下北沢 at 2005年04月15日 09:37