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市民活動スクランブル

このコーナーでは、さまざまな分野で活躍するNGO・NPOなどの 市民団体・非営利団体の活動やイベント、最新動向をお伝えするコーナーです。 専門家、ジャーナリスト・ライターによるレポートや、団体・活動家自身による 報告をもとにお届けします(現在データ移行中です。全コンテンツはこちらから)。

2004年10月10日

大人の仕事をちょっと体験/子供企業塾(KIDS festival in 大手町)

メロンパン屋さんの行列
メロンパン屋さんは行列のできる繁盛ぶり
 8月16日から18日の3日間にわたり、東京のフジサンケイビル・メトロスクエアで開催された「KIDS festival in 大手町」には、NPO法人にこにこKIDSや文化発掘隊、「千代田こどもまちの記者」などが参加し、各ブースで賑わいを見せた。なかでも「子供企業塾」に参加した子どもたちにとって、スーツ姿の大人が働く仕事の世界に飛び込むことは、得がたい体験になったようだ。

■大手町に子どもたちの働く?姿

 お盆も明け、それまで続いていた連続真夏日が前日で途切れた日。スーツ姿の社会人で賑わいを見せるビジネス街・大手町に、「いらっしゃいませー!」といった子どもたちの元気な声が飛び交った。にこにこKIDSが主催した「子供企業塾」に参加した子どもたちの声だ。

 子供企業塾は、同フェスタに先立って行われた企画で、子どもたちが経済や企業のことを学んだ上で、実際に出店して働く体験をするというもの。

 8月4日、5日、9日と3日間にわたる事前勉強会で商売の仕組みを勉強し、満を持しての本番を迎えた子どもたちは、メロンパンの販売や体験コーナーの接客を行った。慣れないうちは戸惑うばかりだったが、次第に「売り上げをのばすために自分たちで出来ることをしよう」と、工夫する姿が目立つようになった。そして、昼休みになると、昼食を食べに行こうとするサラリーマンたちがその声につられ、メロンパン屋の前には列が出来るほどの盛況ぶりとなった。

 子供企業塾の学生ボランティアとして参加した小中さんは「多分、店員の立場としての3日間は、子どもたちにとっては“非日常”だったと思う。そういう意味では大人の視点からでは見えない部分で子どもたちが得ていることは、多いんじゃないかな」と話していた。

オーガニックわた菓子づくり
オーガニックわた菓子をつくってみよう
 にこにこKIDSではこの「子供企業塾」のほかに、「ワークショップ」「オーガニックわた菓子&ポップコーン体験コーナー」「KIDS SALSA」といった企画でも参加した。「ワークショップ」は、マカロニを使って写真立てを作るマカロニアートや動くスポンジ人形を作るというコーナー。フェスティバルに訪れた多くの子どもたちが参加し、楽しむ様子が伺えた。「オーガニックわた菓子&ポップコーン体験コーナー」では、オーガニックな素材を使ったわた菓子やポップコーン作りの体験が行われた。

 最終日、子供企業塾に参加した子どもたちは、「今回、何が一番よかった?」という質問に対し、「みんなと会えたこと!」と答えた。その言葉には、仲間たちといっしょに一つのものを作り上げる「チームワーク」の喜びを知った姿が見えた。

■手作りの子ども新聞も展示

 一方、「千代田こどもまちの記者」のブースでは、訪れた人々に葉っぱに見立てた紙に自分の夢を書いてもらい、それを貼り付けて一つの木にする「夢の木」が展示された。KIDS Festivalを楽しんでいた子どもたち、昼休み中のサラリーマン等、大人、子供問わず多くの人がそれぞれの夢を葉っぱに託した。最終日までには、多くの「夢」が集まり、立派な「木」に成長。この夢の木とともに、子どもたちによって作られた「子ども新聞」も展示された。

 また、こうした展示のほかに、子どもたちが新聞記者に扮し、KIDS Festivalを取材。フェスティバルに携わる多くの人に話を聞き、ブースに戻って新聞を制作する姿が見られた。今回は3人の子どもが取材を行い、それぞれの個性が溢れた3枚の新聞が完成した。今回のフェスティバルを含めたこれまでの「子どもまちの記者」の活動は、ホームページで確認できるので要チェック。

 今回のKIDS Festivalでは、大人、子ども問わず、訪れた皆が大手町での「非日常」を楽しんでいたように思えた。かくいう私も実は楽しんでいた一人なのだが、さまざまな企画の中でも、ビジネス街「大手町」で働く「たくさんの子どもたち」という、普段では見られない一種ミスマッチな光景は新鮮に思えた。

 KIDS Festivalは今年で2回目。来年はより多くの人で賑わって欲しい。また、こうしたイベントににこにこKIDSや文化発掘隊といった団体がブースを設け、活動をし、発表をすることには大きな意義があると思うし、なにより子どもたちにとって学校の授業では得がたい社会勉強の場になったと思う。
  より多くの団体がこうしたイベントに参加することが、市民活動の活性化に少なからず繋がっていくと思うし、それを期待したい。

(金井元貴/ViVa!コンテンツサポーター


関連サイト
NPO法人にこにこKIDS

子供企業塾ホームページ

「子どもまちの記者」ホームページ

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投稿者: staff  2004年10月10日 15時34分