[ここから本文]

2004年06月29日

アムネスティがイラクの主権移譲受け人権保護求める報告書公表

 アムネスティ・インターナショナルは6月28日、報告書「イラク:移行期間において人権の保護と促進は不可欠」を公表しました。報告書は、予定より2日前倒しされた主権移譲にもかかわらず、多くの深刻な人権問題が依然として解決していないと強調。特に、現在イラクで拘禁されている多くの被拘禁者の今後の行く末や、多国籍軍の役割、責任、説明責任などを明確にすることが緊急に必要であるとしています。

 報告書の中でアムネスティは、イラクに駐留するすべての機関が、国際法の遵守を明確に宣言するように求めています。

 また、 主権移譲以後は、「人権と国際人道法の遵守と促進のためにきわめて重要な期間である」とし、説明責任と責任の所在を明らかにすることが、拘禁され続けている人々にとって不可欠なことであり、拘禁されているすべての人々に関して、主権移譲後に透明性を確保することが重要で、すべての被拘禁者に対して完全に説明がなされなくてはならない、としています。

 アムネスティはまた、国連がイラクの司法制度を評価する専門家委員会を設置することや、拘禁施設を監督し、責任者に勧告するために人権監視団を派遣すべきであるなど、多くの提言を行っています。

アムネスティ日本
・アムネスティ発表「イラク:暫定政権下において人権の保護は不可欠」
・報告書「イラク:移行期間において人権の保護と促進は不可欠」(英文)

投稿者: JCAFE事務局  2004年06月29日 19時39分